蒼穹のファフナーと近年のサッカー界の偶然のクロッシング
現代において多くの人々を魅了してやまないスポーツ。サッカー
その起源は島国イギリスであると言われている。90分間の中でピッチで行われる試合ごとに一つの物語が生まれていると言っても過言ではないだろう。
方や蒼穹のファフナーは島を舞台として語られる物語である
島国発祥のスポーツと島を舞台とした物語。島をルーツに持つ二つに関連性がないわけがあるだろうかいやない(反語)
さっそくファフナーの歴史を振り返りつつ、偶然とも言える二つのファクターの交錯点を解説していく
2004年
蒼穹のファフナー放送開始
2004年にシリーズ第1作目蒼穹のファフナーが放送された。
リアタイで見たわけではないが、現在まで続くシリーズの根幹であり、原点である。当時から15年近くファンを続けている方も少なくはない。この長年のファンの方の地道かつ手厚い福利厚生付きの布教活動があったからこそ、来年続編が公開されるほどに成熟したコンテンツになったのではないだろうか
15年以上続くシリーズ人気の基礎を築いたと言えるだろう
対してサッカー界ではEURO2004があった
こちらも私はリアタイではGLAYの歌以外はノータッチだった。記録によると現在隆盛を極めるクリスティアーノ・ロナウド(以下ロナウド).現在サガン鳥栖で活躍するフェルナンド・トーレス(以下トーレス)らが国際舞台にデビューした大会である。
ロナウドが現在手にしている成功はファフナークラスタの方でも聞いたことがあるだろう。それにはおそらく決勝戦でギリシャに負けた悔しさや今大会あるいはドイツワールドカップまでにフィーゴやパウレタ、活躍は地味だが顔はイケメンヌーノ・ゴメスらから得た経験が活きた物であろう。
またトーレスも無得点であまり活躍できなかったものの当時の経験が後に勝者と称えられる(いじられる)活躍の礎となったと考えられる。
ロナウドは今も欧州サッカー界の顔の一人であり、トーレスはいまやJリーグ人気を牽引する筆頭助っ人外国人の一人である。
ファフナーもサッカー界の二人も2004年に積み上げたものが今を支えているのである。見事なクロッシングである!
これではっきりしたようにファフナーにとってもサッカーにとっても2004年は非常に重要な年だったのだ。それぞれ、今の立ち位置になるための基礎を固めた時期だったである!
ただ、これ一つではそんな偶然もあるだろうと受け流す方もいらっしゃるだろう。しかしながらファフナーとサッカー。この一見交わらなさそうな二つの要素は接点を持ちながらさらに歴史を紡いでいくことになる
続いて2005年
という一時間弱のエゲツない本編の前日譚が放送された。
今もネットで使われる
どうせみんないなくなる
という言葉が生まれたのもこの作品である。
方やサッカー界では2005年中にはその能力等を評価され始めてたであろう巻誠一郎を代表に選出した際の、ジーコ監督による「ムァキ」という名言が2006年に生まれている。
これも今でもたまに語られる名台詞である。
ここでもファフナーとサッカー界は同じ時期に似通ったベクトルの爪痕を残している。
以降、ファフナーに関してはキャスト陣によるよくわからないイベント等をはさみつつ数年間沈黙を続けるごとになる。
しかし二度あることは三度ある
またしても、二つの歴史は交錯することになる
2010年
蒼穹のファフナーHEAVENANDEARTH
公開(以下 HAEとする)
無印放送から6年
待ちに待った続編が劇場で公開された。ファフナーファンの念願が叶ったこの年、サッカー界でも一つの念願が叶っているのだ。
スペインのワールドカップ優勝である。
前述したトーレスも決勝のイニエスタのゴールのアシストのアシストのアシストをするくらいの貢献はした(それ以外はパッとしな(ry)
HAEは無印からの物語の集大成とも言える素晴らしい内容である。これに対し、スペイン代表も優勝EURO2008からの中盤にテクニシャンを配置し細かくパスをつなぎボールを所持し試合を支配するポゼッションサッカーを継続、ワールドカップ優勝という一つの頂点を極めたのだ。
二つともそれぞれ蒼穹のファフナーEXODUS、EURO2012優勝と最高のものを出し尽くしつつも次につなげてるのも共通点だ。
ここまで言えば、ファフナーとサッカーは切っても切れない縁で結ばれているということはもうおわかりであろう
それぞれのファンがもう片方に興味を持ってくれることを祈るばかりである。
あるかどうかわからない次回予告
・EXODUS以降とサッカー界の関連性
・FWから連動したプレッシングに対してのジークフリードシステム導入の可能性